柔軟剤や制汗剤の香りが原因で頭痛や吐き気を生じる「香害(こうがい)」の患者に神経疼痛(とうつう)の治療薬を処方したところ、約3分の2に症状の改善がみられたことが11日、分かった。発症の原因が明らかになっていなかったが、神経障害などの原因疾患で引き起こされる症状の一つとみられる。専門医は「治療法がないとされてきたが、原因疾患に対処することで症状を改善できる」としている。
香害は化学物質過敏症(CS)の一種で、ある日を境に、柔軟剤などの匂いで頭痛などの症状が出るようになる。これまで、匂いを避けて生活する以外に有効な治療法がないとされ、患者の社会生活に大きな影を落としてきた。
(産経新聞記事より抜粋)
治療方法が見つかるのは、すごく良い事だと思いますが、使わなくても済むような過剰な化学物質でお体を壊している人達が、体に薬を入れ、柔軟剤を使い続ける人は変わらずそのままというのは腑に落ちません。
自分が使っている洗剤で、困っている方がいるということを知って、本当に必要なのか、また使用量など、一度考えていただきたいと願います。
目に見えるものも
見えないものも
遠くに住んでる人も
近くに住んでいる人も
すでに生まれているものも
これから生まれてくるものも
すべての生きとし生けるものに
幸いあれ。
(釈迦 スッタニバータより)
釈迦降魔坐像